文章を書くときに読み返したい本
ごきげんいかが?
本を買った。文章の書き方についての本だ。
新品で本を買うことがあまりないので、汚さないように読んでいるとなんだか文章が書きたくなってくる。
ちなみに購入の決め手は帯である。
知的文章術。「知的」になりたくない人っているだろうか。
コウペンちゃんを見ていると幸せな気分・・・。
文章を書くときのコツ
- 同じ言葉は使わない
- 表現に凝りすぎない
- 余計な形容詞等は削る
- テーマを一言で言える
まとめてみると「なんだ基本的なことじゃないか」と思う。
上のことが全て簡単なら、もっと文章の上手い人だらけのはず。
ところがそんなこともないのが面白い。
自分の文章を客観的に見るって無理。だって自分で書いたことだもん。
文法がどうとか、「ですます調」に統一しなさいとか無理。
自分のブログ記事を読み返してみてよ、たいへんカオスだよ。
何のため書くかといえば、自己表現のために決まってる。
「これが私だ」って誰かに伝えたいという理由の他って何かあるだろうか。
中二病的発想で申し訳ないが、「である調」でカッコよくキメたいと思っていた時期もあった。
蓋を開けてみれば、ですます、である両方が混在する文章しか書けない私だけれど。
褒めることで伸びる
本書で「ピグマリオン効果」という言葉を初めて知った。
テストで答案に点数を書いて返した組と、答案を返さずに「よくできている」と褒められた組とでは、
褒められた組の方が次回のテストの点数が良いという。
これをピグマリオン効果というらしい。
著者の外山滋比古さんは、褒めてくれる人が一人もいなければ自分で自分を褒めればいいと書いている。
丁度、近年人気の「ほめ日記」ってこれじゃないのか。
スピリチュアルみがあったので興味がなかったけれど、気になってくる。
褒めることで自然に結果が出るというよりは、努力するモチベーションが維持されるのだと思った。
帯のコウペンちゃんはもしやピグマリオン効果の伏線だったのか。
※コウペンちゃんは、何をしてもほめてくれる。起床しただけでほめてくれる神の生き物。
少しずつでも毎日、気取らずに自然体で書く。
ブログだとある程度は長い方がいいと思ってしまうし、
手帳だと箇条書きや単語を並べただけになってしまうこともある。
ツイッターとかで練習するのも手軽かもしれない。
余計な言葉を削る技術
余計な言葉を削る作業は、とてもミニマリストらしい。
表現に凝りすぎると分かり辛くなってしまうことも多いのだ。伝えたいことの本質が伝われば良い。
大学の小論文を書いたとき、まさに凝りすぎておかしな奴になっていた。
同じことを繰り返し主張して、小難しい表現を使って文字数を稼いだ。
見返すと大変恥ずかしい。そんな時代は誰にでもあると思う。
知的文章術~誰も教えてくれない心をつかむ書き方 (だいわ文庫 E 289-5)
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/08/10
- メディア: 文庫
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例文が多いので易しく読みやすい本だった。
文章を書くモチベーション維持にもってこいなので、時々読み返したい。
それでは。